どっちがいいのかな?──『本』を考える①

窓から注ぐ陽光が、絨毯を柔らかく照らしていた。その毛をなでると温もりが伝わって、変わりゆく季節に追いつこうとしている気持ちの疲れがかすかにやわらぐ──きょうのお昼は、そんな日差しが触れるひとときでした。

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みなさまこんばんは、編集担当の萩原です。
先日、ブログを自由に盛り上げていいと代表から告げられました。ですので、私の日々興味を惹かれた話題で、このサークルに似合うものがあれば、書いてみようかと思い立ちました。拙い文章ではあるのですが、読んでいただけると幸いです。

さて、きょうの更新がなぜこんな題なのかというと、まさに先ほど書いた昼時にある疑問が浮かんだからです。

「どっちがいいのかな?」
はて、この「どっち」とは?
なにとなにを比べようとしているのか。
──その答えは、紙の書籍と電子書籍、どちらが優れているのだろうか、ということです。

というのも、私がきょう一日でしていたことというのが、家にある本やディスク類の整理でした。全部で三〇〇冊と五〇枚くらいだったのですが、本は読んだ順、ディスクは視聴した順に片付けていたため、著者も出版社も文庫も新書もハードカヴァーも、てんでんばらばらにしまわれている……そんな状態だったのです。さらに場所もなくなってきたため、手放すか手放さないかの選別も兼ねて、部屋の本棚を見直すことになったのでした。

いざ手をつけると量は多く、埃っぽいものです。そのためちょっとずつ掃除をして、のんびり整理しました。そんなあいだのお昼を食べながら頭に浮かんだのが、先述の問いなのです。
「どっちがいいのかな?」
どっちにもよさがあるとは思います。

電子書籍のほうは、まず私がきょう行ったような分類をもっと正確に、しかも手早く機械の手で行ってくれますね。場所も取らない、持ち運びも楽。利便性ではやはり、電子書籍に軍配があがります。とにかく数を読みたい、という人にはうってつけでしょう。
また、小説投稿サイトで小説を読む方であれば、そこから趣味や性格が合って互いに仲良くなる。そういった『広さ』をもたらすよさもあるのだと思います。

一方で紙の書籍は、私が思うに友人や家族など、顔の見える親しい人と共有しやすいのが強みでしょう。
リビングの机に置いてある本が、家族の興味をひけば、その本を読む人が増えることになります。そして読んだ者どうし、感想や趣味を分かち合う。自室に招いた友人が本棚を眺めて、ある本に興味を持つ。その本を貸して、後日興味を惹かれたことや感動したことを互いによく話し合う。
そんなふうに、『濃さ』をもたらすのは、やはり紙の書籍ではないでしょうか。

──それぞれのよさを生かしつつ、併用するというのも好ましい選択肢として用意されているように考えます。

ここまで、この記事を読んだみなさんはどうお感じでしょうか? 
本を読む方なら、一度は考えたことのある問いではないかと思います。上記の他にも観点は無数にありますので、論を耕す一助になれば幸いです。

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『本』を考える──このシリーズでは、『本』という言葉の定義について考えたことをつらつらと綴ってみようと考えています。感想・ご意見等もぜひお寄せください。今後のRefrainの活動にも生かしていきますし、何よりもみなさんの間で私の問いかけが話題になること、それこそがこのうえない喜びです。

質の高く、息の長いものになるよう努めますので、何卒よろしくお願いいたします。

(萩原りょうへい)
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